20210408_カワイイキーボード「KaWaii」について6

おはこんばんちわ。(挨拶)

 

 

KaWaiiキーボード」も佳境に入ってまいりました。

 

 

PCBが2種類になりました。

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基本的に「SiRo-KaWaii」は汎用型で、「作りやすさ」「手に入れやすさ」を重視しています。

 

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対照に「KuRo-KaWaii」は「USB-C」「MCU直付(PCBA)」という少し慣れた人向けの「快適さ」「プレミア感」を重視。

今のところ「KuRo-KaWaii」は「ケースセット」にする予定です。

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最初に出るのは「M0ii0ケースセット」の予定なので、
KuRO-KaWaiiが先に見られる。。。はず。。。!!

 

 

 

続く。

20210407_カワイイキーボード「KaWaii」について5

今回は「KaWaiiキーボード」のケースの話。

 

 

皆さんはキーボードのケースは何を使っていますか?

 

アクリルサンド?

FR-4(PCBサンド)?

3Dプリント?

ポリカーボネート

アルミ切削?

 

ケースの素材を選んだり、自分で製図して作るのも
自作キーボードの楽しさの一つだと思います。

 

 

今回のKaWaiiキーボードは特に素材だけではなく「色々なデザインを選べる」事を
念頭に置いて設計しました。

そして配列自体はロースタッカードという一般的なレイアウトを採用しているので、
ケースのデザインを変えても「誰でもキーボードに見える」特徴を持たせています。

 

例えば枠無し。

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Kailhロープロ+余白多目の3Dプリントケース

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M0ii0(アルミニウム+サンドブラストアルマイト

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 M0ii0 3Dプリント版

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HHKa 3Dプリント版

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M0ii0 粉体塗装版

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どんなKaWaiiがお好みでしょうか。

 

キーの数、キーキャップ、ケースの素材で様々に変わる
KaWaiiキーボードが見たいので、

 

もし手に入れて作られる時があればTweetしてくださいね!

 

 

続く。

20210406_カワイイキーボード「KaWaii」について4

はい、前回の終わりに「出来上がりはこちら」をした者です。

 

 

 

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 (プロトタイプって響きが良いよね)

 

 

 

このKaWaii PCB(初期型)のスペック。

ーーーー

レイアウト:ロースタッカード

サイズ:30%(キーの数は~36キー)

MCU:ProMicro

対応スイッチ:MX互換、Kailhロープロ

ロータリーエンコーダ2個対応(スイッチ置き換え)

外形:201㎜×87㎜

M3ネジ対応

ーーーー

拘ったところ

ーーーー
・キー削ればRE2個搭載可能
・ProMicroを下面に配置して、USBコネクタが見えないようにしている。 
・ハンダは最小限なので作るのは(たぶん)簡単。
・6Uのロングスペースが使える(ただしキー数が減る)
・トッププレートが無いので比較的安価製造できる。
・何より小型でKAWAII!!

ーーーー

コンセプト的には「可愛く」「とっつき(作り)やすい」なので、これで完成!!

 

 

。。。のハズでしたが、

 

一部の配線をミスり、

 

1キー押すと2キー分の入力がされる残念仕様でした。

 

みんな、Kicadの配線ショートにはくれぐれも注意しようね!

(「オタヒーのサメ」さん検証ありがとうございました)

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それで次に作ったのがこれ。

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白は初期とほぼ同じで「プロトタイプ」を削除。

 

黒はKailhLPは削除してAPLSコネクタ搭載。
そしてPCBA(表面実装部品のハンダ済)でUSB-Cコネクタを採用したお手軽版。

もちろんQMKは同じものが使えます。

 

これで概ねPCBは完成。

 

次は。。。ケースだ。。。!

 

 

 

続く。

20210401_カワイイキーボード「KaWaii」について3

このチラ裏を読んでいるって話を聞いて震えています。

 

 

 

さて、前回は可愛い「小さく丸いキーボードを作ろう」で終わりました。

 

今回は「どんなレイアウト」にするか。

 

「レイアウトって何?」って人は 「自キ温泉『レイアウトの話』」を参照してください。

 

 

・・・

・・・・・・

🍵(ズズー)・・・

あ、帰ってきましたか。

 

 

では、可愛いレイアウトを探しましょう。

元々私が作っていた「NumAtreus」「UraNuma」はカラムスタッカードですが、

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これは"いかつ"く、"沼侵食度合い"がかなり高く見えます。

 

 

こう、"可愛い"と思ってもらうには、

地面に埋め込むくらいハードルを下げに下げて、

 "ととっつきやすく" しないといけません。

一目見て「キーボード」だなという認識は必須です。

 

つまり「ロースタッカード」であること。

 

 

「オーソリニア」?知らない子ですね。

十字路はいけないって和田先生も言ってたし。

(※HHKB配列起案に資した教授)

 

 

 次にサイズ。

一般的な小型とすれば、HHKBの60%だと思いますが

これは "大き過ぎる"。

 

そこで自キのお家芸 "レイヤ" を使って

"慣れれば使える範囲" を想定するとー。。。。

 

 

常人には「40%」が限界。

 

 

はい「 ALETH42 」ですね。

※ monksoffunkさんの作るキーボードいいよね。

 

 

これ、"ロースタッカード"で、"小型(40%)"で、"実用的"で、、、

"カッコ良く"て"完成度高く"て、、、イジる部分が少ないんですよねー。

 

 

ほら、少し抜けてる方が可愛く見えるじゃないですかー。。。

 

 

 

と言う事でさらに1列減らした配列にしたのがKaWaii PCB(初期型)です。

 

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実用的かどうか?

 

" K A W A I I " 前には不要でしょう?

 

 

 続く

20210321_カワイイキーボード「KaWaii」について2

さて、「カワイイキーボード」を作るには、

「可愛いとは何か」の定義が必要なわけです。

 

ちょっとググってみます。

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Wikipediaより

うん、ちょっと十人十色が過ぎる。

ブサカワとかキモカワとかあるし、可愛い女の子の「可愛い友達」は

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

ゲフンゲフン

 

あー、↑のWikiにもありますが、共通点として「小さいもの」「曲線」辺りは概ね誰でも「可愛いかも」と思う傾向がある様です。

 

というわけで「小さいキーボード」で「丸味を帯びた」デザインで作ろうと思いました。

 

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「小さければ良いのよ」

続く

 

20210315_カワイイキーボード「KaWaii」について

こんにちは世界。

 

今日はとてもカワイイキーボード、

KaWaii」の話をしたいとおみます。

 

 

噛みました。

 

 

さて、キーボードを自作する様な業の深い前世をお持ちの皆様、
「カッコいいキーボード」と聞かれたら何を挙げますか?

 

ErgoDoxの様な立体の特殊形状?

Corneの様なスマートな小型分離?
HHKBの様な標準的配列?

自分の作るオリジナル?

 

ergodox-ez.com

 

 Corne keyboard
https://shop.yushakobo.jp/collections/keyboard/products/corne-chocolate

 

 

 

カッコいいと聞かれると、わりとキーボードの機能や形状で考えると思います。

 

では、次に「カワイイキーボード」はどうでしょう。

 


これを考え始めると、面白い事に「キーボード」と言うより
「キーキャップ」や「ケース」の色や形が「キーボード本体」より
先に思いつくのでは無いでしょうか。

 

ゆかりキーボードファクトリー

 

つまり、現状キーボード本体で「カワイイキーボード」は存在していないハズ。

 

ならば、今のうちに「カワイイキーボードとはこう言うモノだ」と
定義してしまえば、それが正となるのでは。。。!?

 

 

と言うことで、「カワイイキーボード」乗っ取り計画を始めたのでした。

 

続く。

 

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キーボードのロゴを書いた話。

こんにちは世界。

 

 

今年も残すところあと少し。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

キーボードアドベントカレンダー13日目です。

adventar.org

 

 

昨日はせきごんさんの チラシ-F.gbr でしたね。
今年はイベントも無いのにあの進捗はヤバいと感心しています。

 

 

さて、今年の私が書くのは、
キーボードに載せる「ロゴ」のお話です。
 (これならきっとカブラナイハズ)

 

オリジナルキーボードを設計するにあたり、誰もが多分悩むロゴ。

 

 

まじめな話、ロゴ制作会社やコンペサイト等で発注して、クオリティ高い物を使えばQOLが高まります。

 

 

 

しかし、そこにコスト・時間をかけるなら新たな試作PCBを作りたいのも人情。。。

 

 

 

なので、自分で作ろうという方へ「素人ながらこんなことを考えながら作ったよ」という記録を残しておきたいと思います。

試作分は自分でして、頒布段階でオーダーしても良いとは思いますしね。

 

 

 

 

まずはこちら。

某60%分割キーボードのロゴから。

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確か名前がなかなか決まらなかったのを覚えています。
最初のオーダーだったので、案出ししてヒアリングしながら絞り込んで行こうと思ったら即決されて驚きました。
少し修正しましたがほぼ最初のままです(使用時に比率とかは変えてたはず)。

 

 

 

 

次のオーダー。
縦横比変わっても印象を同じにしたかったんですよね。

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有難いことにこれもほぼ即決なのですが、、、良いのかと不安になった記憶。

 

 

第三弾。新作だったのでテイストを変えています。
文字が増えると「読める形状」にするのが難しくなる気がしますね。

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まとまらないレベルの案もありました。2番目に時間がかかったのでは。

 

 

 

第四弾。

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わりとすんなり出て来た気がする。
なお、ラスターで作っているので、スケッチから起こすのは楽ですが、
清書するのがわりと大変です。

 

 

 

 第五弾。

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自由に作りつつ、読める形、塩基構造モチーフを入れています。
一般のフォントはあまり使ってないやつ。
(これだけは後々ベクターで作り直しています)

 

 

 

 第六弾。
「名前」と「デジタル機器」との相性でデザインに悩みました。

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これだけは即決が有難かった。。。

 

 

 

まだオープンになっていないモノもあったりしてますが、こう見返すと結構作ってますね。。。

とは言え、オーダー出すサリチル酸さんが『読めるモノ』位しか指定がなく、
1.出した中から選択(修正はあれど)

2.ラスター画像でOK
で即決だったから出来たことではありますけどね。

 

 

 

キットを購入する人は「基板は無刻印でいい」という意見もそれなりにあるそうですが、

「オリジナルPCBキット」として出すなら、PCBの配線に加えてオリジナルロゴのデザインもしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

明日のアドカレは t-miyajima さんです。
楽しみにしていましょう。

 

 

それではまた。

 

※この記事はNumAtreus、ThinkPadX1yogaのキーボードで書きました。