20221217_キーボード#2 Advent Calendar

2022年も残すところあと半月を切ったわけですが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

昨日はゆーちさんの

RP2040で自作キーボードを設計する本をC101に向けて書いてます
でしたね。

 

 

私はと言えばM0ii040とM0ii0+十の在庫に囲まれています(負債感がやばい)

と言うわけで今年新作のM0ii040の紹介して行こうと思います(あわよくば買ってね!)

 

M0ii040ってなに?

 デザイン特化した金属ケースの「可愛いキーボードM0ii0」制作から一年。

「折角永年使えそうなアルミの塊でケースを作るなら、購入者が基板を設計しやすいキーボードを作った方が添付の基板が故障しても使えていいのでは?」と思い、ケースありきの設計を開始しました。

 

 

 デザインはM0ii0をベースに、「M0ii0の兄貴分」をイメージとして余白の比率を変えてエッジの効いたデザインに。

 

 トップの傾斜角度、天板の角度自体は全て同じですが印象が変わっています。

(M0ii040←→M0ii0)



 

M0ii040で設計したポイント

1.シンプルなトレイ型

 トレイ型にする事で内側(基板の外周)を計りやすくしています。

 (KaWaii40基板の外形はGithubにUPする予定です)

 

 

2.汎用的なM2ネジ利用

   M0ii0シリーズは作りやすさとデザインのためM3ネジを多用していましたが、

   基板の設計やすさ重視で自作キーボードで一般的なM2ネジを採用しました。

 

3.ケース内の空間

 ケース内奥側に凹みを持たせて、スイッチを置く基板の裏側にProMicroの様な
 基板を置ける空間を作っています。

 

 

 

4.USBコネクタ位置の余裕

 ケース側のUSBコネクタ周辺に余裕を持たせて、USBのコネクタを通せるようにしています。ケース内側にProMicro等の基板を置いても外へ引き出す事ができます。

 

 

 

5.固有ギミック

 ネジ受けを1mm程下げて設計し、基板の高さを「下げる側」に調節できるようにしています。通常はクッションにもなるOリングを載せる事で高さの調節が可能です。

 

 

 

 

作ってみてどうか。

 設計を始めて4ヶ月。当初は「M0ii0からちょっとだけキーの多い40%を作るのってどうなんだろう」と思って手が止まったりもしましたが、いざ出来上がってみればM0ii0とはまた違うキーボードになりました。

 正直M0ii0持ってる人以外には差異がわからない「一体型40%キーボード」ですが、設計者的には満足です。

 

 今月中には頒布始められると思うので、興味がある方は手に取って頂ければ幸いです。

 

 

以上、2022年12月17日25時Additional Timeのアドカレでした。

それではまた。

 

これはM0ii040キーボードで書きました。