かんたん自キケース設計
誰も作らないので自分で作るしかないんです(挨拶
さて、今日は17枚も写真があるので早々に始めますが、
ネタは「妖怪でも作れる自キケースの設計方法(fusion360)」です。
使うものは「fusion360」「ノギス」「既存のPCB」というお手軽プラン。
ではスタート。
1.まずは作りたいPCBのデータを探しに行きます。
大抵はgithubの中に「CASE」があって、そこにアクリルパネル用の
Ai、SVG、PING等があるのでこれを使わせてもらいます。
(作例はfoostanさんのコロネ)
2.fusion360を起動してデータ取込
挿入→SVGを挿入。
(fusion360は、いろいろ取り込み方法があるけど挙動が違うので注意!)
2.1.データ取り込み時の注意。
SVGでもAiでも、ファイルによって縮尺が違っていることがあります。
(大抵はPixcelとmmのサイズ違い)
とりあえず取り込んで「計測」で測った数値と現物を比較してみましょう。
今回のSVGでは約1.334倍する必要があったので、取込時に縮尺で設定します。
3.制作開始。
取り込んだデータにある使わないデータを削除します。
範囲選択したあとBackSpaceでけせるのは便利。
4.枠分の厚みをつける
読み込んだデータのママだとパネルなので、「スケッチ→オフセット」を使い、外側に枠を付けて立ち上げます。
4.1.3本線のオフセット。
1.オフセット→外側に5mm→外壁部(5mm-1mm)
2.オフセット→外側に1mm→PCB受台
3.オフセット→内側に0.5mm→PCB受台
4.2.ProMicroとTRS(TRRS)の端子部分の壁をくり抜く。
ノギスで測った位置にスケッチの四角ツールを使って作成。
上下左右に余裕を持っていればざっくりで。
5.押出ツールで高さを出す。
高さを確認します。2mmピッチで床面、半田面、PCB分の厚みを作ります。
スイッチはロープロなどあるので、現物見ながら調整してください。
外側壁(厚さ4mm)→5mm~
内側壁(厚さ1.5mm)→4mm ※PCBの台座になる
床面→2mm
ネジ受け部の製図について
ネジ受け部は元々あるネジ孔部の同心円状に直径4mm程度の円を追加して行きます。
SVGやAIだと中心点出してくれるので便利。
これで基本の形が完成しました。
あとは、これの応用でTRRS部やUSBコネクタ部を盛ったり削ったりしてみてください。
それではよき自キライフを!!
明日のアドカレ3は自キ界の初心者🔰警察。。。兼artisanキーキャップメイカー
MC 英@hdbxさんですよ!
(BPMせきごんさんとか前後がつよつよで辛い)
この記事はkodachi40で書きました。
201808_3Dプリンタ購入と所感について
3Dプリンタを導入しました。
↑
6末でセールしていたので。。。って、値段変わってねぇ。。。(2018/8現在¥43k)
選定理由は確か。。。(あろえさん達に唆され。。。?。。うっ頭が。。。)
家庭用3Dプリンタは安い3万円以下のものがあるんですが、精度を上げるのに苦労する等、先人の教えを受けたので下記で選びました。
1.簡単に組み立てられる(4パーツ)
2.ベッドの面積が広い(20cmx20cm位)
3.頑張れば0.05mmで出せる
4.まぁ手の届く範囲。
(UV硬化レジンプリンタ。。。欲しいけど高い!!)
そのあと半月程放置していましたが、急に「HOGYコイン(物理)を作ろう!」と
思い立ち開封しました。
(構築過程的には『重い』『置き場所に困る』事を除けば超簡単でした。ベッドの高さもすごく簡単に調整出来ましたし)
その結果、、、3Dプリント超楽しい!
fusion360とかで造形物を作るのは慣れがいるし、機能はうまく使えてないから時間もかかるけど、今までの自作物がアクリルパネルを組み合わせた2次元だったものから3次元になるだけで製造が飛躍的に広がる。
なぜ今まで買わなかった(箱から出さなかった)。。!!
と、割と後悔しているので自作、DIY好きな人は安いのがあったら即座に買うべきだと思います。
(子供のキャップに細工したりね!)
次回は『フィラメントについて』書く予定です。
to be continued.......
201807_HOGY屋作業場間取り図
blogのネタをサイコロ的に決めようと、
twitterで投票したら予想外の結果となりました。
ひとのカバンの中身みたいな感じでしょうかね。
というわけで、描いてみました。
これが現在のHOGY屋作業場間取り図。
現在のところ3Dプリンタとか音の出るものがあるので、
2階が作業場的な位置付けです。
夏場大変暑うございます。
床は全面モルタル。左上のエリアだけ床板を張っています。
時々twitterに現れるyohe。の中の人もココにいますね。
左下は作業テーブル。ソファーに座ると作業ができないので丸椅子で作業しています。
人工芝でごろ寝も可能。
右下は台所エリアです。
冷蔵庫が無い。。。欲しい。。。
あまり書くのも蛇足なので文字はここまで!
手抜きじゃないよ。。。!!
to be continued.......
201807_夏のキートップせいさく。
キートップの複製について簡単に書きます。
ちゃんとした内容が読みたい人は @void_keys さんの本が出たら買うといいよ!
【準備材料】
1.コピーしたいキートップ
位置によって形が違うので気をつけましょう。ノートパソコンのパンタグラフ型は爪が折れやすいので注意です。
2.型取り材
背の高いキートップに対応できるよう「HTV-2000」という柔らかめのシリコンを使っています。数回使うと型自体ダレるのでたくさん作る人は多めに。
(ロープロファイル系の背の低いものならお湯で曲がる粘土が良いと思う。。扱いが楽そうだし)
シリコンを充填する型
100円ショップの製氷器は大量に作れて便利。
3.コピー用の材料
UVレジンが百円ショップで手に入りやすいです。女性の化粧品。。ネイル系の棚にあると思いますが、商品が変わりやすいので良く見ましょう。
硬さ自体は好みですが、最初はソフトを使うとやりやすいと思います。
【作成1】
1.コピーしたいキートップの型を取る。
一般的な粘土を使った型取りでもいいですが、面倒なのでキートップを丸ごと埋めます。
「シリコン→キートップを浮かべる→シリコン(そっと注ぐ)」
<ポイント1>
「軸」部分に空気穴を作る。適当な棒を接着剤とかで軽くつけておくと楽です。
作例では竹串を使って居ますが、後で抜く時に折れなければ良いです。アクリル棒とか良さ気。
<ポイント2>
この時、シリコンが薄過ぎると後で切れるので、端材のシリコンがあれば台として埋めておくと便利です。
2.一晩放置。
寝ましょう。
3.シリコンからキートップを取り出す。
カッターなどでキートップを切り出します。
切り方で後々のレジン流し込みが違うので試行錯誤してください(投げ
私は背の高いキートップの場合「キートップの軸側にL字の切り込み」を入れてます。
4.シリコンを確認。
大きな気泡ができて居ないか確認。。。特に「軸」部分に注意。他は致命的ではないです。
5.UVレジンの投入。
シリコンにUVレジンを入れます。色を混ぜたり、中に何か埋め込むのも良いでしょう。
<ポイント1>
部屋の中で太陽光少ない所でやりましょう。UVレジンは紫外線が届かなければ固まらないのでゆっくり作業できます。
<ポイント2>
最初に「軸」の部分に直接流し込んで材料切れを起こさ無いようにします(軸部分のシリコンを揉んで気泡が出たら潰して行きます)
6.紫外線を当てる。
HTV-2000のシリコンは白濁しているため紫外線が通りにくいので、紫外線の多い晴れた日に干すのがベストです。
7.取り出す。
レジンを取り出します。この時、材料切れを起こしてないか確認。
(気泡などで大きな材料切れがあれば、再度レジンを流し込んで紫外線の中へ)
取り出したキーが「べたついて」いたら紫外線の中にしばらく置いておく、除光液等で拭くなどしてください。
8.出来上がり。
気泡があったり、流れていない部分があったりしますが、それも『味』ですのでいろいろ試してください。
HHKBの静電誘導方式キートップの場合、軸が多少曲がっていても使えますし、満足感高いのでオススメです。
to be continued...
201806_HHKB Meetup vol.2
HHKB Meetup vol.2に行ってきました。
今回は「平日」の「六本木」という「日本の社会人」には
そこそこハードルが高い時間帯の開催です。
ええ、遅れないよう時間年休取って行きましたよ。
(開場まで時間があったのでスタバで作業。。。HHKBじゃ無いけど)
場所は初見殺しの泉ガーデンギャラリー。
初めて行ったけど、こんな橋の下に地下のイベントホールがあるなんて想像つかないですわ。
綺麗なエントランスから長めのエスカレーターを降りて、
今回のイベントコラボしている東プレ「RealForce」の紙袋をもらい開場へ。
左奥が歴代HHKBシリーズの展示。
設計とかしている人が「目の前」にいるんだから凄い。
右側の物販ではHHKBとRealForceのキーボード関連商品が
「金額のSNS投稿禁止」。。。って位の安さ。
(今回も両手に紙袋持って帰ってる人多数。。。そりゃね。。)
珍しいものには違いないけど。。。前回のシャツ、良かったなぁ。。。
イベントはHHKBの発案者の和田教授が目の前で挨拶とかー
前回の振り返りー
異次元発想のオプション発表ー
東プレとの協業状況ー
RealForceの変態新製品発表ー
HHKB陣+自作KB「ぺかそ」さん+物理フリックKB「じゅにゃ」さん達のトークー
という流れで、ザクザク進んで、今回のメインと言える懇親会でのユーザトーク。
会場を沸かせたキー配列変更「かえうち」さん
HHKBで幸せになる「ものくろぼっくす」さん
わざわざHHKBを購入して登壇の「人生たの椎名林檎」さん
自作KB薄い本の「ゆかりさん」。。。は居なかったですが。
でした。
Twitterのタイムラインでおなじみの方々のユーザトークすごく楽しい。
今回のHHKB Meetupは、PFUと東プレとのコラボで、会場着いてみたらお土産品やら、紙袋やら殆ど「RealForce」だったので「これはPFU キーボード事業売却すんじゃね?」って思ったけどそんな発表はなかったので一安心でした。
(ほんとトークの中でも「親会社がPC部門売却」とか言ってたし、PFUの中でキーボード部門って微妙な立場っぽく見えるので、いつ「RealForce(60%)」になるかユーザとしては心配です。HHKB MeetupなのにRealForceの新製品発表の日になってるしね!)
次回のMeetupは。。。12月かな?やるのかな?やるといいな?
to be continued............
Tokyo mechanical keyboard meetup vol.4 (後半)。
Tokyomk4の話後半。
今回の特別ゲスト発表はtwitterやdiscordでおなじみの方々でした。
@pluis9 さんの「Helix」
スライド: Dropbox - tokyomk4_Helix.pdf
Split型キーボードを恐ろしく安価に提供する方。完成度が無茶苦茶高いので、自分でPCB作るよりHelix買った方が合理的。
(個人的に「Helixの5列」がほぼ理想のKB)
@Biacco42 さんの「ergo42」
スライド: Ergo42 - Tokyo Mechanical Keyboard Meetup Presentation // Speaker Deck
ErgoDoxとレツプリから派生した、少なめの4列キーでありながら使いやすい配列を目指したKBの「ergo42」。他のKBにない「作りやすさ」を工夫するなど発想自体が面白い。今度はProMicroではなくARMを使ったKBも作るらしい。
@Romly さんの「keycaps」
スライド : Tokyo Mechanical Keyboard Meetup Vol.4での発表のスライド資料です! My slide for Tokyomk4! – Romly
可愛いキートップの3D制作・販売を提案しているRomlyさん。
「キートップ・スイッチを重ねる」「キースイッチをカメラシューに配置する」「キートップ型小鉢」を作るなど常人の理解を超える制作物が面白い。
(そう言えば先日の技術書典でキートップ買ったなぁ)
それにしてもみなさんトーク上手で羨ましい。
御三方とも日々のtweetを目にしているので、勝手に知ったつもりでいましたが、
それだけではわからない、いろんな裏話を聞けて大変面白かったです。
(スライドを読むだけでも面白いと思います)
トークの他には「試作工場( http://samplefactory1129.com/ )」さんの『パッド印刷』デモンストレーションや、
(場所は六本木から車で30分の足立区だそうですよ)
その他、恒例のスポンサー様からのプレゼンント抽選会(今回はプレゼントの数が多かった!)など、4時間みっちり濃い内容のイベントでした。
毎回内容も参加人数もどんどん進化しているので、次回vol.5ではどんなイベントになるか今から大変楽しみです。
<おまけ>
今回はこっそりと移動式HOGY屋をやっていました。
目立つのも問題になりそうなので現地でTweetしただけですが、今度は小さなポップでも持って行くのを考えようと思います。
そう言えば、Tokyomk4で、6月にHHKBのmeetupをまたやるとか言ってたっけ。。。
どこでやるんだろう?
.
........to be continued
Tokyo mechanical keyboard meetup vol.4 (前半)。
4回目になったTokyo Mechanical keyboard meetupに行ってきました。
今回もおしゃれピーポーの街六本木です。
さて、今回は事前の参加表明で100人を超えるという初のイベント。
私が最初に参加したvol.2から比べ3〜4倍、vol.3からでも1.5〜2倍近い人数です。
雑誌でのKB特集など、話題が増えたからでしょうか。
実際、椅子が足りなくてトーク中、半数は立ち見でした。
さて、このイベントのキーポイントは大きく2つあります。
1.参加者が持っているKBを持って来て公開する。
2.特別ゲストのKBに関する発表。
特に1は「参加者全員」が「発表者」なのでなかなか面白く、個々の「こだわり」を語る場になります。ある程度同じ知識の土俵があるので大変面白いです。
そして、持ってくるKBも時期によって流行りがあるのがわかります。
vol.2ではHHKBに代表される様なコンパクトキーボードや大型なものが主流。
vol.3ではLet's Splitがすごいインパクトで現れました。
vol.4の今回は半数以上が、GB(グループバイ)の自作KBや、オリジナルのKBというすごい結果に。
この分だとvol.5はさらに新しいKBが増えて行きそうで、今から大変楽しみです。
--------------後半へ続く。