201807_夏のキートップせいさく。

 

 

キートップの複製について簡単に書きます。

ちゃんとした内容が読みたい人は @void_keys さんの本が出たら買うといいよ!

 

【準備材料】

1.コピーしたいキートップ

    

 位置によって形が違うので気をつけましょう。ノートパソコンのパンタグラフ型は爪が折れやすいので注意です。

  

2.型取り材

   f:id:Agent_Y:20180705223553j:image

 背の高いキートップに対応できるよう「HTV-2000」という柔らかめのシリコンを使っています。数回使うと型自体ダレるのでたくさん作る人は多めに。

ロープロファイル系の背の低いものならお湯で曲がる粘土が良いと思う。。扱いが楽そうだし)

 

  シリコンを充填する型  f:id:Agent_Y:20180705223631j:image

   100円ショップの製氷器は大量に作れて便利。

 

3.コピー用の材料
 f:id:Agent_Y:20180705223912j:image

 UVレジンが百円ショップで手に入りやすいです。女性の化粧品。。ネイル系の棚にあると思いますが、商品が変わりやすいので良く見ましょう。

 硬さ自体は好みですが、最初はソフトを使うとやりやすいと思います。

 

【作成1】

1.コピーしたいキートップの型を取る。
 f:id:Agent_Y:20180705224001j:image

 一般的な粘土を使った型取りでもいいですが、面倒なのでキートップを丸ごと埋めます。

 「シリコン→キートップを浮かべる→シリコン(そっと注ぐ)」

 <ポイント1>

 「軸」部分に空気穴を作る。適当な棒を接着剤とかで軽くつけておくと楽です。

 作例では竹串を使って居ますが、後で抜く時に折れなければ良いです。アクリル棒とか良さ気。

 

 <ポイント2>
 f:id:Agent_Y:20180705224436j:image

 この時、シリコンが薄過ぎると後で切れるので、端材のシリコンがあれば台として埋めておくと便利です。

 

2.一晩放置。

 寝ましょう。

 

3.シリコンからキートップを取り出す。

 f:id:Agent_Y:20180706001832j:image

 カッターなどでキートップを切り出します。

 切り方で後々のレジン流し込みが違うので試行錯誤してください(投げ

 私は背の高いキートップの場合「キートップの軸側にL字の切り込み」を入れてます。 

 

4.シリコンを確認。

 大きな気泡ができて居ないか確認。。。特に「軸」部分に注意。他は致命的ではないです。

 

5.UVレジンの投入。

 シリコンにUVレジンを入れます。色を混ぜたり、中に何か埋め込むのも良いでしょう。

 <ポイント1>

 f:id:Agent_Y:20180706001937j:image

 部屋の中で太陽光少ない所でやりましょう。UVレジンは紫外線が届かなければ固まらないのでゆっくり作業できます。

 <ポイント2>

 最初に「軸」の部分に直接流し込んで材料切れを起こさ無いようにします(軸部分のシリコンを揉んで気泡が出たら潰して行きます)

 

6.紫外線を当てる。
    f:id:Agent_Y:20180706002008j:image

 HTV-2000のシリコンは白濁しているため紫外線が通りにくいので、紫外線の多い晴れた日に干すのがベストです。

 

7.取り出す。

 f:id:Agent_Y:20180706000759j:image

 レジンを取り出します。この時、材料切れを起こしてないか確認。

 (気泡などで大きな材料切れがあれば、再度レジンを流し込んで紫外線の中へ)

 取り出したキーが「べたついて」いたら紫外線の中にしばらく置いておく、除光液等で拭くなどしてください。

 

 

8.出来上がり。

 

 気泡があったり、流れていない部分があったりしますが、それも『味』ですのでいろいろ試してください。

 HHKBの静電誘導方式キートップの場合、軸が多少曲がっていても使えますし、満足感高いのでオススメです。

 

 

 

 

to be continued...